「もくば元気塾」取り組み
家で勉強しにくい子どもたちを「ゆめもくば」がサポートします。
家庭の事情や経済的状況により自宅での学習環境や社会経験の機会が限定されてしまう子どもたちを対象に、閉館後の子育てひろばのスペースを利用し、ゆっくり学習できる環境と無償での学習サポートを提供します。
終了後,保護者が迎えに来られない場合は,児童を自宅までタクシーで送り届けるサービスもあります。
お問い合わせ先
団体名 | もくば元気塾(子育てネットゆめもくば) |
開催曜日・時間 | 祝日を除く木曜日:午後5時~7時 |
住所 | 広島県東広島市西条西本町28-30 西条プラザ1F |
電話番号 | 082-431-3350 |
メールアドレス | yumemokuba@gmail.com |
ホームページURL | http://yumemokuba.net/ |
どんな先生がいるの?
市内の大学生にサポーターをお願いしています。年齢の近いお兄さんやお姉さんに勉強を見てもらっている感じで,子どもたちはたのしく勉強できるようです。
どうして元気塾をスタートしたんですか?
日本の一人親家庭の貧困率が6割を超えています。また経済的格差も拡大しており、親が長時間労働を強いられている家庭の子どもの成育環境は決して良いとは言えません。放課後児童健全育成事業などへの参加も有料だったり定員オーバーでなかなか登録できないような状況です。親の目も地域の目も届かないような家庭環境が原因で非行に走ってしまう児童もいます。
また、教育費の支出に割けるだけの経済的余裕が家庭になく、能力がありながら高校・大学への進学をあきらめざるを得ない子どももいます。さらに、学習の一時のつまずきが元でその後の学習意欲を失ってしまっても、塾などでの補習がかなわない子どももいます。
これらの問題を「居場所の提供と見守り」と「学習支援」を行なうことによって、状況を少しでも改善できるのではないかと思いました。居場所を提供し見守ることや相談を受けることによって子どもたちが精神的に安定し、非行の防止につながること。学習支援を行なうことによって、塾へ通えない児童の学力を上昇させ、さらに学校の勉強についていけない児童については意欲の回復と学力のボトムアップをすることを目的としています。
すべての子どもには良好な成育環境が与えられなければなりません。教育機会も均等に与えられるべきですが、実際のところ、家庭の経済的格差が子どもたちをとりまく環境の差になってしまっています。これでは「貧困の連鎖」がますます強固になっていくだけです。今回の取り組みが根本的な解決にはつながらないとしても、社会の仕組みからこぼれ落ちていく子どもたちを少しでも救いたい。そして社会に警鐘を鳴らし続けていたい、その思いからスタートしました。